ゲアハルト・シュレーダー 氏
前ドイツ連邦共和国首相
1944年生まれ、労働者階級に生まれ、夜学を経てゲッチンゲン大学卒業、弁護士となる。63年に社会民主党に入党、80年に連邦議会議員に当選、90年にニーダーザクセン州首相に就任、フォルクスワーゲン監査役を兼任。98年に「同盟90/緑の党」との連立でドイツ連邦共和国第7代首相となる。2ケタ台の失業率、硬直した経済を立て直すため、大胆な税制改革やグローバリズムに対応する雇用改革「アゲンダ2010」を推進、基盤の労組の反発で05年に政権を失うが、その後のメルケル政権下で効果が現れ、失業率は半減、銀行支配も解消されて、ドイツは欧州最強の経済として蘇った。日本には02年のサッカー・ワールドカップ日韓大会で来日している。